痩せたいなら寝る!意外と知らないダイエットと睡眠の関係とは
「ダイエットして体重を減らしたい」と思う人もいるでしょう。確かにダイエットをして体重を減らすこともできますが、ダイエット以外にしっかり睡眠を取ることも大事です。睡眠は「体重の増減にあまり関係ない」と思われがちですが、しっかりと睡眠を取るならダイエットの効果を得ることができます。睡眠とダイエットについて紹介します。
睡眠不足だと太るといわれている理由は?
ダイエットをしていても睡眠不足だと肥満になりやすいといわれています。なぜ、睡眠不足が肥満になるのか理由を知りたい人もいるでしょう。睡眠不足が肥満になる原因は以下の内容があります。
ホルモンバランスが崩れるため
睡眠時間が短いと肥満になりやすいのはホルモンバランスが崩れてしまうためです。ホルモンバランスは体内の調子を整えてくれる働きがあり、細胞を修復したり脂肪を燃焼したりしてくれます。ただ、睡眠不足になってしまうと細胞分列がうまく行われなかったり、脂肪の燃焼力が落ちてしまうこともあるため、体のコントロールがうまく行えないことになります。体内の調整コントロールが乱れることで脂肪が蓄積されやすくなり太りやすい体質となってしまうこともあります。
食欲が増してしまうため
人の体内にはレプチンやグレリンといわれるものがあり、これらが食欲の増進をコントロールしています。しかし、睡眠不足によりホルモンバランスが崩れてしまうと満腹を促すレプチンが減って空腹ホルモンのグレリンが増えてしまいます。しかも、グレリンが多くなると高カロリーのものを体が欲するようになるので、そのような食事ばかり取ることになり、太ってしまう結果となってしまいます。睡眠不足は体重が増えてしまう元凶です。
睡眠がもたらすダイエット効果
睡眠をしっかり取ることで体内バランスを整えることができ、ダイエットの効果を向上させることが可能です。なぜ、睡眠がダイエットに効果が出るといえるのか以下の理由があります。
睡眠することでカロリーを消費できる
睡眠時間を充分に取るならカロリーの消費も行うことができます。睡眠は体を休めて疲労回復を期待することもできますが、睡眠を取るだけで300kcalほどを消費できるといわれています。300kcalはランニングを約40分した時の消費カロリーになるため、かなりのカロリーを消費することが可能です。睡眠を取るだけでカロリー消費を行えますが、睡眠時間が短いとカロリー消費は減少するため、充分な睡眠が必要です。
体質改善にも役立つ
睡眠を充分に取ることで太りにくい体質に改善することも可能です。睡眠を充分取ることでホルモンバランスを整えることができ、ダイエットに役立てることが可能です。睡眠を充分に取れば上記で紹介したレプチンとグレリンが正常に働くので食べ過ぎることを防ぐことも可能になり、またセロトニンといわれる幸せホルモンの動きも安定させることができ、ストレスを和らげ精神を安定させられるので、代謝の向上につなげることができます。体内のホルモンバランスが整えば腸内環境や代謝の向上が期待できて、カロリーを消費しやすくできるため効率性が向上するでしょう。
睡眠時間は7時間以上がおすすめ
充分な睡眠時間を確保するのに「何時間の睡眠が必要なの?」と疑問を感じる人もいるでしょう。睡眠時間は基本的に7時間以上の方がいいとされています。7時間以上がよいのはデートにも現れています。アメリカの調査では、平均7時間以上の人と5〜6時間ほどの睡眠時間の人と比較した際に、肥満の傾向は5〜6時間ほどの人は23〜50%ほど多いという結果になっているからです。そのため、睡眠時間は7時間以上取るのがよいですが、そのためには睡眠する準備を整えておくことも大事です。その準備は以下のようなことが行えます。
ストレッチを行う
ストレッチは体の凝りをほぐしたり血流をよくしたりする効果があります。ストレッチをすると副交感神経に働きかけるためリラックス状態となり、寝つきがよくなる効果を期待できます。体がリラックスしているほど寝付きがよくなり睡眠の質は向上するため、寝付きが悪くて困ってしまうなら、手足や背中、股関節などの部分をストレッチして体を療養させるのがおすすめです。
寝る1時間半前までに入浴を済ます
入浴を1時間半前に行うこともおすすめです。入浴すると温度が上がりますが、温度が高い状態だと寝付きが悪くなってしまいます。ただ、冷めすぎても寝付きは悪くなってしまいます。入浴後にクールダウンして体の温度が下っていくときに眠りを促す効果があるので、寝る時間に合わせて入浴を行うようにしましょう。
痩せるならダイエットも大事ですが、睡眠も大事です。睡眠が充分に取れていることで体のホルモンバランスが正常に動作して痩せやすい体質となるからです。睡眠を充分に取ることができるように寝る時間を決めておくなど計画を練っておきましょう。