スポーツジムに継続して通い続けるコツについて詳しく解説!
「運動したい!」「ダイエットしたい!」と意気込んでスポーツジムに入会したものの、全然続けられず悩んでいる方は多いでしょう。そこで本記事では、ジムに継続して通い続けられない理由や継続するためのコツなどをご紹介します。モチベーションが維持できない方や、ジムに入会しようか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
スポーツジム通いが続かない理由
スポーツジムを利用してすぐにやめてしまう方の理由に多いのが、モチベーション・やる気・意欲の有無、すなわち気分でジムに行くか行かないかを決めてしまっていることです。人のモチベーションや気持ちは簡単に変わっていきます。たとえば、仕事でミスをしたり、恋人と別れたり、友達と喧嘩してしまったりといった出来事で簡単に気分が落ちたりします。逆に、仕事で成果が出たり、恋人ができたりといったうれしい出来事があれば簡単に気分は上がります。要するに、気分という不安定なものに意思決定を任せていては、継続してジムに通うことは不可能だということです。この問題を解決する考え方が「選択をしない」ということです。
ここで重要になってくるのが、まず「ジムに行く」という決定事項を作ることです。行くか行かないかの選択肢をなくしてしまうのです。「今日はジムに行く」という考えをなくし、ジムに行くのは決定事項で「ジムに行って何をしようか?」という考えを優先していきましょう。この方法を取る理由は、ジムに通うことの面倒くささが原因になっています。
よほどトレーニングが好きな人ではないとジムに行くのは面倒で、トレーニング自体も大変です。そのため意思の弱くない人でもトレーニングを継続するのは難しいです。つまり、意志力を問わない決定をするのです。やる気やモチベーションを上げる努力ではなく、やる気やモチベーションを介入させない努力をしていきましょう。
スポーツジム通いが長続きする人の特徴
筋トレやダイエットを目的としてジムに入っても、数ヶ月で辞めてしまう人は少なくありません。一度ジム通いに失敗してしまうと、再度挑戦するのもためらってしまうでしょう。ジム通いを続けて目標を達成するためには、続かない理由を知り、ジム通いが続く改善策を実施する必要があります。
ジム通いが続く人というのは、体を鍛える人が好きな人か、前述したような、いわばジムに行くのが生活の一部としてルーティン化している人です。こういった人達は長く運動を継続できますし、継続することでのストレスもほとんど感じていません。むしろ達成感や幸福感を感じながらトレーニングや健康管理を続けています。逆にどちらにも当てはまらない人は、継続できずに途中でやめてしまうか、常にストレスを感じながら日々の生活を送ってしまいます。
スポーツジムに継続して通い続けるコツ
体を鍛えることが好きな人・ジムに行くのが生活の一部としてルーティン化している人と、どちらにも当てはまらない人のどちらが継続できるかできないかは一目瞭然ですが、この2つにあまり差はありません。実は1つの違いだけなのです。
それは「決断をしない決断」という方法を知っているか、知らないかだけです。人間の1日に決断できる回数というのは決まっています。ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で3万5,000回の決断を下しているそうです。決断はどんな内容であってもストレスを伴い、脳に負担をかけます。そのため、人間は無意識に大きなストレスのかかる決断を回避し、簡単に実行できる決断を優先します。
結論、ジムに継続して通い続けるコツは「無意識にジムに行く習慣をつける」ことです。皆さんは毎日、歯を磨いたり、お風呂に入ったり、携帯を見たりするのにいちいち迷いませんよね?それは、その活動が日々の習慣化しており無意識下で行動しているからです。つまり、歯を磨いたり、お風呂に入ったりすることと同じようにジムに行く習慣をつければいいのです。まずはジムに行くことだけに注力して、その後のトレーニングは追々ルーティン化に組み込んでいきましょう。
今回はジムに行く習慣をつけるという話でしたが、動画を見てモチベーションを上げたり、SNSの投稿を見て意欲を高めたりすることを否定しているわけではありません。むしろモチベーションや意欲を上げることは大変素晴らしいことです。しかし、問題はそこには波があるということを知っておきましょう。常にモチベーションや意欲を高いまま維持できる人はいません。そのため、無意識下で最低限の活動が担保できるように工夫してトレーニングに取り組みましょう。そうすれば、そこから連鎖するように運動以外の活動も好転していくことでしょう。